さらば
マチュピチュ
2000年03月29日訪問
2000年04月29日更新
2000年3月30日
マチュピチュをあとに
(テープNo.3)
お昼を食べたら、バスで麓のアグアスカリエンテスへ降ります。
バスに乗り込むと雨です。 バスがくねくねと曲がる道のカーブにさしかかると、少年が現れます。

少年はカーブ毎に先回りしていて
『グッバーイ』と素晴らしく良い声で叫びます。

遙々と降りてきて川にさしかかると、バスの前を走っています。
バスが無事橋を渡るとバスに乗り込んできました。 少年は小さな袋を肩に掛けています。 みなさん小銭をチップとして渡しています。 チップは、1ソーレス(30円)程度なのですが、これでも1日の収入が大人の稼ぎよりも良い子もいるんだそうです。

バスの終点は『アグアスカリエンテス』と言う小さな小さな温泉町です。 この町の町長が日系人だそうで、温泉に入る(水着で)と言う習慣が広まったんだそうな。

マチュピチュサンクチュアリロッジに泊まれない人は、ここに泊まって、朝早いバスで遺跡まで上がってきます。

遺跡横のホテルに泊まると1泊3万円以上、異常に高いと言われています。 遙々と日本から行くのですから、いくら高くても遺跡に泊まる事をお薦めします。 夜のマチュピチュや、早朝のマチュピチュを堪能できるからです。 しかし多くの観光客はクスコからの日帰りツアーか、1泊2000円〜6000円程度で泊まれる麓の温泉町に泊まるようです。 遺跡のホテルは部屋数が30あまり、団体さんは泊まれません。

アグアスカリエンテス

アグアスカリエンテスは小さな駅なので、観光列車が止まると混乱します。そこでそこから徒歩数分(2〜300m?)手前に観光列車が止まるための駅を新設してあります。なお、アグアスカリエントスの先に『マチュピチュ』と言う駅が有る、という噂を聞きました。
本来の駅と観光列車専用駅の、二つの駅を結ぶ短い砂利道の両側には、丸太とビニールシートで作った露店?が並んでいます。 姪がリャマの人形を買おうとしました。 3ドルのところ、10ドル出したから大変、お店のおばさんが隣近所数件を駆け回っています。 彼らは、全くお金を持っていないようです。お釣りがないのです。 3分ほど待っていると、ようやく7ドルかき集めてきて、なんとか商売成立。

セーターや敷物など編み物が多い中で、石を加工して売っているお店がありました。


遙々と、南米から我が家に
やってきた石の彫刻です。

おそらくこのお店で一番高いであろう緑の○の石を指さして 『いくら?』と聞いたら100ソーレスだと言うのです。 ビックリしました。日本円にして、わずか3000円です。 細かな階段や、石積みの様子など、ずいぶん緻密に出来ているんです。 おじさんは、それは高い、 隣のワイナピチュのない石は80ソーレス(2400円)だよ、と勧めてくれます。 私の顔が、安い物を欲しいと言う顔だったのかな? でも一番良い物を欲しい。 そこでペンダントなどと一緒にたくさん買うからディスカウントして、 と言うと、おじさんはディスカウントはしないのです。 『おまえ足し算できないの?』と言うのです。 まるで商売っ気がない。

ふと見ると作りかけの石があります。
道具もあります。
『おじさん、これ自分で作ったの?』
『ああ、そうだ、こうやって作るんだ』と実演してみせようとします。
姪が、腕を指さして『おじさんいい腕してるね』と言うと、おじさんも嬉しそうです。

とにかく、いくつかの石細工を買って、袋に入れて貰いました。
受け取って『しまった』と思いました。
お、重た〜ぃ。だって石なんだもん。 こんな重たい物を日本まで持って帰ると思うと気が重たくなります。

ゆっくりと列車が通過するのを、
犬も鳩までも?が、待っています

列車は3時ちょうどの出発です。2:30から乗れるそうです。

十分時間の余裕を持って降りてきたので30分ほど、街(と言ってもお祭りの夜店みたいなところですが)を散策してみる事にしました。

列車が止まっている?

いえ、ゆ〜っくりですが動いていました。

列車が通過すると犬も鳩も動き出します。
この国では動物が人間と同じ動きをしています。 犬や鳩は、自分も人間だと思っている様ですねぇ?

そう言えば遺跡にいたリャマも観光客と一緒に遺跡を眺めていましたよね? スズメ見たいな鳥も、1mほどの距離から観光客と一緒に遺跡を散策していました。

いや、彼らの遺跡に、私たちが押し掛けているだけなのかもしれません。 彼らはず〜っとここで生活していたはずです。ここは動物たちの天国なのかもしれません。


街とは言っても、
ご覧の通り線路の両側に
お店が並んでいるんです。

遺跡から見下ろしてわかる
通り、川と険しい山の間に
は、ほんのわずかな空間し
かありません。

線路と道路が一緒って感じ

20〜30mほど歩いて行くと駅がありました。
駅前、いや駅の横(日本では駅の構内)にレストランやら
ホテルなどがゴチャゴチャと並んでいます。ここが街の
中心地のようです。線路は生活道路となっていますねぇ


ちょうど大統領選挙の直前で、方々に横断幕が出ていま
す。でも、FUJIMORIの横に×があります。藤森
さんは嫌われているのでしょうか? いえ違います。ペ
ルーではチェックの記号が『×』なのだそうです。つま
り藤森の欄にチェックをしよう。と言う意味だそうです
藤森大統領が治安を回復してから観光客がうなぎのぼり
となり、観光地は大変潤っているそうで、観光地はどこ
でもフジモリ大統領が熱烈に歓迎されているそうです。

道路?いえ、線路です。プラットホームがみえるでしょ?
右側の写真に写っているおばさんが、この辺りでは典型的
なおばさんです。どっしりとした体型で、高山につよい体
型?肺と心臓が強く、胸と腰がしっかりしているらしい。

女性は、どんなおばあさんでも必ずスカートをはいていま
す。しかも子供みたいなレース?の下着をつけて、、これ
はクスコのフォルクローレのショーで踊っていた民族衣装
と同じで、この辺りの女性の衣装なんでしょうね。ちなみ
に子供達はズボンの子もいます。ただし、民族衣装の子供
は全てスカート、彼らを撮影するとチップを要求されます

お店の一つでサンポーニャと言う楽器を売っていました。
お店のお兄さんが上手に演奏しています。
店の壁に飾ってある物はお土産用で3ドル程度からあります。
お兄さんが吹いているのがとても綺麗なので
『それいくら?』と聞くと彼は
『これはプロフェッショナル用だ』というんです。
『だからさぁ、それいくらなのよぉ?』と、もう一度聞くと
『10ドル』と売る気がなさそうに答えます。
『それちょうだい』と買ってきたのが上の写真です。

確かにプロフェッショナルと言う文字が刻んではありますが、やっぱりおみやげ物屋さんで売っている物ですから、プロが演奏するための楽器ではありません。それでも、お兄さんは演奏用のマニュアルをつけてくれました。

自分で『コンドルは飛んで行く』を演奏してみていますが、もう少し練習しないとそれらしくなりませんねぇ。でも、思ったより簡単に演奏が出来そうな気がして来ました。

午後2時30分、観光列車(アウトバゴン)へ乗り込む時間です。
観光列車専用駅へ戻ってきました。

駅構内には全く入ってきません。約束を守るインディオらしい
風景ですねぇ。これが、もし東南アジアやヨーロッパだったら
駅の中まで売り子が入って来てしまうでしょう。何とも素朴な
人たちでとても気に入りました。しかし、急激に観光化がすす
んでいるようです。まもなく商業化されてしまう事でしょう。

アウトバゴンでクスコへ戻る
クスコ行き観光列車は予定通り3時ちょうどに出発しました。ウルバンバ川の川沿いにどんどん登って行きます。クスコまで4時間の列車の旅です。

ウルバンバの谷を登って行くと、毎日午後4時に
降ると言う雨が降ってきました。天気まで律儀?


インカ道です。この吊り橋を渡って、インカ道を歩くと
3日ほどで『マチュピチュ遺跡』まで行けるそうです。

この列車は昨日来たときと同じように途中でただ一カ所、オリャンタイタンボ駅で5分ほど停車します。

昨日と同じように、大勢の売り子が寄ってきました。

ジャイアントコーンです。

ゆでたてのジャイアントコーンを買ってみました。
1.5ソル(45円)です。粒がと〜っても大きい
です。一粒一粒かみしめるとおなかへたまります。
これ1本食べたらおなかがイッパイになりそうです
彼らにとっては、これで一食となるんでしょうね。
なぜか、トウモロコシの
葉でくるんだチーズが、
一切れ、ついてきます。

オヤンタイタンボ駅を過ぎると、ウルバンバの谷を離れて急な谷を登り始めます。

ウルバンバの川沿いの線路
から分岐して、クスコに向
けて小さな谷へ入って行き
ます。

こんな谷の上に大きな平野
が広がっているなんて想像
できませんよね。

急な谷をしばらく登り、さらに2回のスイッチバックで一気に登ると
大きな平野へ出ます。
この平野には2〜3の
集落があります。

日本の寂れた農村と言
う雰囲気ですが、この
地ではこれで普通なの
かもしれません。

人口密度が低い感じで
す。


数頭の牛をおいながら数人の子供達が家路へ
向かっています。子供達(もしかすると大人)
の首には風呂敷?が。あの中は今日のお昼の
お弁当だったのかな?それともセーターかな
とにかく、なんとものどかな風景ですねぇ。

大きな平野をしばらく走ると再び山を登りはじめます。
この山を越えるとクスコです。あたりはドンドン暗くなってきました。

峠に近づくと虹が見えます。峠で20分ほど停車していました。
辺りはすっかり暗くなり、日本の山村みたいな雰囲気を感じます

しばらく止まっていましたが、ようやく動き出しました。峠を越えると眼下にクスコ市街の灯りが見えてきました。

ここからは、急な斜面をスイッチバックをくり返しながらドンドン街の中へと降りて行きます。

今回の旅、最大のイベント『マチュピチュ』からクスコ市内へ帰ってきました。

一昨日泊まったクスコのホテルへ戻りました。

やれやれ、、

ここクスコはマチュピチュより1000mも高く、再び高山病に悩まされました。今夜も疲れすぎたのか、はたまた高山病のためか、夕飯は食べられそうもありません。ホテルの前にあった小さなスーパー(コンビニみたい)でジュースやパンを調達して、少しだけ食べました。パンもジュースも結構おいしい。

小さな子供(4歳くらい?)が『おばちゃんパン1個ちょうだい』と、樽のようなものにイッパイ入っているパンの中から1個を取りだして、買っていました。食料はと〜っても安いんです。ジュース、水、パン5個で合計1ドル50セント(160円)です。計算間違っていない?って感じです。

明日はリマへ戻ります。
おやすみなさ〜ぃ
メニュー 俗欲の
マチュピチュ
(1日目)
感動の
マチュピチュ
(1日目夜)
神秘の
マチュピチュ
(2日目朝)
険しい
ワイナピチュ
(2日目午前)
さらば
マチュピチュ
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