遠い昔の思い出
(夏の思い出)
手術
2004年07月17日 作成
2017年07月26日 更新
牛の病院で手術
昭和36年6月、長野県の南部、伊那谷は記録的な豪雨に見舞われました。 村の診療所、農協などは流されてしまいました。 道路は寸断され、陸の孤島と化した村は小学校の校庭 が臨時のヘリポートとなり、自衛隊の輸送ヘリが救援物資を運んできます。

そんな中、私は半年ぶり2回目の盲腸の痛みを覚え、前夜から ころげまわるような痛さに見舞われました。 なんとか一夜を過ごし、朝起きたら村の公会堂へ連れて行かれ、 そこからトラックに載せられ町の病院へ連れて行かれました。 しかし、病院は流されており、今は使われなくなった畜産病院、 つまり牛の病院で仮営業をしていました。 私は牛の病院で盲腸の手術を受けることになりました。

7月はじめの牛の病院は暑く広い部屋に並べられたベッドの上で10日間を過ごすことになりました。

ベッドでの10日間
最初の2〜3日は笑えませんでした。 腹筋を動かすと傷口が痛むのです。 手術の正否はおならが出るかどうかで判断するそうです。 失敗すると腸が詰まって通らず、再度おなかを開けて再手術になるんだそうな。 しかしおならが出なかったので、おならの出る注射をされました。 すると、あら不思議、プッ!プッ!プッ! 医者も一安心のようでした。

桃がおいしかった。 7月、田舎から桃を持ってきてくれました。 その桃の美味しかったこと。 あまり急にたくさん食べてはいけないようでしたが。 他には、普段はメチャ怖かった担任が見舞いに来てくれたと思います。 家が近くだからよってみた、と言うようなことを言っていたと思います。

大会議室に30か50かわかりませんが、とにかくたくさんのベッドを並べてあったように思います。 そして、そのほとんどに(8割くらい?)病人が寝ていたように思います。 退院してからは、自宅で夏休み中、ボ〜ッと過ごした事を懐かしく思い出します。

遠い昔の思い出
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