- モデム (2015年11月24日)
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コンピュータが普及するのに伴い、コンピュータ同士でデーターをやりとりする必要が出てきました。
まず、電話を使ってデータをやり取りします。
人間の口と耳の代わりに、スピーカーとマイクを使って電話の受話器を通して情報をやり取りします。
それが
音響カプラ
です。
電話の回線は電電公社 (後のNTT) が厳しく管理していました。
電気的に接続するには厳しい基準をクリアする必要があります。
なので、音で電話機と接続します。
このため、周囲の雑音で誤動作します。
特に拍手は禁物。
拍手の音で、ほぼ確実にデーターが崩れます。
通信速度は300ボー。
電話回線は300Hz〜2400Hzの音が通ります。
最も感度のよい1200Hzをキャリア周波数とします。
これに毎秒300ビット(30文字)の情報を載せます。
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その後、音ではなく 電気的に接続 する装置が出来ました。
それがモデムです。
通信中 『 し〜っ! 』 ということもなくなり、気楽に通信が出来るようになりました。
通信回線の雑音に対してエラーを訂正するプロトコルを搭載することで、
安定した情報のやり取りが可能になりました。
モデムは高価な機械でした。
2400ボーまでは良いのですが、4800、9600などの高速モデムは回路が複雑で価格も100万円。
アナログ回路では、これが限界でした。
波形をデジタル処理する
DSP
(digital signal processer) が登場して、精密に波形を処理出来るようになり14400bps、28800bpsなどの
超高速モデムが登場しました。
最終的には理論上、最も高速なモデム 56Kbps のモデムが低価格 (1〜2万円) で買える時代になりました。
情報量の飛躍的な増加は、さらに高速の通信を必要とし、ISDN (64Kbps)、ADSLなどのデジタル回線へ移行。
近年、一般家庭でも光回線を利用する時代へ進化しています。
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