イタリア旅行(3日目)
ローマでの自由行動

98年4月22日 ローマ自由行動

バチカン博物館とカンピドリオ広場(博物館)

ローマでの2日目は自由行動です。 わたしは歴史には疎いのでツアーの方が行きたいところへ一緒に行ってみることにしました。 このおばさんはシスティーナ礼拝堂の最後の審判を見たいのだそうです。 歴史が好きだと言うだけあって、いろいろ詳しい。 こういう人と一緒だと助かります。 早速、タクシーをとばしてバチカン博物館へ出かけました。

上の写真の橋はローマからテルベ川を渡ってバチカン市国へ入るところです。橋から見える丸いお城はサンタンジェロ城(セントエンジェル城:聖天使城)です。どっしりと落ち着いた雰囲気のお城でまさに要塞そのものと言う感じです。
事が起きればローマ法王が宮殿から城壁つたいにこの城まで逃げてこられるような設計になっているらしい。

昨日サンピエトロ寺院を見学した時にガイドさんは隣のバチカン博物館へは歩くと10分ほどかかるのでタクシーで行った方がいいでしょう。などと言う、隣なのに何で?と思っていました。
だって隣でしょ?何で歩いて10分もかかるの?と言う気持ちでした。

バチカン博物館

来てみてわかりました。

このバチカン博物館は部屋数3000以上、見学コースは最短の3時間から、じっくりコースの7時間コースまで4種類の案内があります。見るだけで7時間?げげ〜っ!とてつもなく大きな博物館だったのです。

この博物館は古いだけでなくミケランジェロの設計した、まか不思議な階段を登って入り口を入ると、なんと最新式のCD-ROMを用いた案内装置を借りられるのです。それぞれの部屋の壁に表示されている番号をこの装置にインプットすると2分程度の案内がヘッドホンから聞ける装置なのです。8ヶ国語のCD-ROMが用意されており日本語もありました。8000リラ(約600円)払ってこの装置を借りました。

古いだけでなく最新の装置で来場者へのサービスを図る。まさに世界有数の博物館のやる事ですねぇ。立派!


上の写真はバチカン博物館の一部です。この廊下の手前にも、進んで行った先にも部屋が続いています。
この先はシスティーナ礼拝堂方面です。

お昼

お昼はピザのクーポンをもらっていました。でも場所がわからない。
博物館の前の公衆電話を使おうと思ったら、なんと、カード専用。どうやらイタリアの公衆電話のほとんどはテレホンカード専用らしい。日本でも徐々に専用になりつつありますが、日本はまだまだ、たいていのところで硬貨も使えます。う〜ん参った。

仕方がないので、タクシーに乗ることにしました。博物館の前にはタクシーがずらり。
タクシーはぼられると聞いています。まず値段を決めてから乗ろうと交渉してみました。 運転手は『とにかく遠い』と言います。ローマの端から端までだ。と、、
わたし『遠いのはわかった、値段はどのくらいなの?』
運転手『メーター次第だ』
わたし『だからぁだいたいどのくらい?』
運転手『俺が決めるんじゃないメータに聞いてくれ』
え〜ん、さっぱりわからんよぉ。 イタリアなまりの英語もわかんないし。 おなかも空いたし、まあどうなってもいいや。 とにかく行ってくれ。と乗り込んだらなるほど走る走る。
だんだん見たことがあるところへ来たぞ。 へ?バチカン広場?あれ?コロッセオ? ピザ屋さんはコロッセオの隣でした。なんだぁ、こんなところにあったのかぁ。
で、いくら?と聞くと運転手はメーターを見てくれ。 あとはお前次第だと言う。
みると1万7000リラ。エッ!たった1500円?
2万リラ払って、グラッツェ!
まじめな運転手だなぁ。もう少しチップあげれば良かったかなぁ。
それに『アルデベルチ』(さようなら〜)って言うのも忘れちゃったぁ。

この写真の白いゆで卵みたいなものは何でしょう?

とにかく切ってみました。白い皮の中も白い。 中華には餡のない饅頭がありますが、見た感じはそっくりです。でも塩水に漬かっていたぞ。
饅頭ではありません。
少し切ってぱくっ!と食べるとなんとしょっぱい。でも次の瞬間、牛乳の味がします。
これチーズなんだって。 初めて食べましたが、この様子を眺めていたおばさんは知っていました。 ワインに合うチーズなんだそうです。へ〜っ!知らなかったなぁ。こんなもん。
味はけっこういけます。

午後

ゆっくりお昼を食べて、ここからベネチア広場まで歩きました。ここはコロッセオです。メチャ暑いんです。『システィーナ礼拝堂』へ行きたいとおっしゃったおばさんが私を写してくれています。この右にある屋台で水のペットボトル(3000リラ=300円)を買って飲みながら歩きます。水って、アイスクリームより高いのかな?

ローマは日が射すと暑い。夜は寒いくらいなのに、なんでこんなに暑いの?

左にコロッセオを見ながら歩きます。コロッセオの隣はフォロ・ローマノ(フォーラム・ローマ=古代ローマの広場)です。ちょうど写真の中央がそうです。隣なんですねぇ。
この道の両側が古代ローマの中心地なんですねぇ。両側はいかにも遺跡と言う雰囲気です。2000年に渡って埋め立てを繰り返しながら町を築いてきたそうで、どこを掘っても遺跡が出てくるんだとか。

15分ほど歩いたでしょうか、ベネチア広場に到着、デコレーションケーキと呼ばれる建物(メチャ派手)の下に兵器を納めた博物館がありました。
涼し〜ぃ。
ざっと見てから、この博物館の裏手になにかありそうだ、と丘を登って行きました。

丘と言っても100mほど歩いただけ〜。向かい側から観光客が降りてきます。下を見下ろすとフォロ・ロマーノを見下ろす事が出来ます。
丘を登りきったら美術館がありました。観光客も大勢います。なんだかわからないけど、とにかく入場料を払って入ってみました。

中は彫刻ばかりです。
天井も周囲も彫刻だらけ。

上の写真は廊下です。
入場料を払ったときに、入場券はもう一つと共通です、って言う。もう一つ?きっと向かい側にあるのがそうだろう。と行ってみた。中庭があるだけ〜。

これだけって事はないだろう。と、ほかの人たちの後をついて、やけに広い階段を登って行ったら、入り口の警備員が『博物館は隣だよ』と言ってる。あとからわかったんだけど、こっちは市役所らしい。
指さされた方向は今見たところじゃん。仕方がないのでもう一度戻ると、なるほど行き止まりだと思ったところに入り口があった。ここは入り口で、ある程度大きな荷物は預かることになっているらしい。美術品をリュックに入れて持ち帰る奴がいるんだろうなぁ。
そういえばオーストラリアでも図書館に入るときは荷物を預けさせられたっけ。
ここには、またいろいろな物がある。いろいろな色の立派ないすもたくさんある。壁画や天井画のある大きな部屋は、見学者がある程度集まるとお話をしてくれるらしい。でもイタリア語じゃ全くわかんないよ〜。

ここを出て、今日最後の目的地サンタマリアマジョーレ教会へと向かいました。

ずいぶんしゃれた店が並んでいる通りだなぁ。と思いながらウインドを眺めつつしばらく登って行きます。たぶん突き当たりに見える大きな十字架のあるところがそうだろう、なぁんて言いながら、、
30分ほど歩いたでしょうか?たどり着いたら見覚えのある場所へ来ました。なんと共和国広場へ戻ってきてしまいました。ホテルの近くです。いつのまにか教会を通り過ぎてしまいました。

通りが1本違っていたんですねぇ

今歩いてきたのはナツィオナーレ(ナショナル)通り。ローマのメインストリートだったようです。どうりでしゃれたお店が軒を連ねているはずだ。

ホテルまで戻ったと言う安心感からか、すっかり疲れてしまいました。とにかく部屋で一休み。

1時間ほど休んだでしょうか?このツアーにはカンツォーネディナーが付いています。今までのイタリア料理でがっかりしているので料理の味には期待をしないで出かける事にしました。

レストランまでは歩いて10分ほど。治安が悪いのでタクシーを捕まえようと歩いていると変なおじさんが『英語わかるか?』と言うんです。

わたし 『へ?』
おじさん『コロッセオへ行きたい』
わたし 『じゃあ、この道をまっすぐ行きなさい』
おじさん『歩くのはいやだ』
わたし 『へ?』
おじさん『バスに乗りたい』
わたし 『目の前がバス停じゃん』
ここから急にイタリア語になる。何?おじさん一体なんなの?

これは詐欺師の手口、まずカモ(日本人)と顔見知りになる。 あとでホテルのロビーに来ていて、あたかも偶然逢ったかのように 『さっきはありがとう』とか言いいつつ、 雰囲気の良いバーがあるから一緒に飲まないか?と誘うらしい。
ついて行ったら最後、お酒に睡眠薬を入れて持っている物を全て取られるか、 または暴力バーで10万円ほどぼったくられるらしい。 このとき詐欺師は『恐いから全部出す、お前も有り金全て出して逃げよう』などと言うらしい。 実は彼らはグループなんだけどね。

あっしは汚れたジャンバー、ポケットはホック付きでスリ対策している。 ズボンのポケットも特製の内ポケットを使っているので 普通のポケットには小銭しか入っていない。 彼らもプロ、あっしの事を見破ったらしくいきなりイタリア語になって さっさと離れて行きました。

だませる奴か、だませないのかは、彼らはすぐに見破れるらしい。 だって彼らもプロなんだもん。 彼らは複数の人をだますのは難しいらしい。 どっちかがお酒を飲まないとか、すろうとするともう一人が見ているからだとか。

それよりおなかも空いてきた。レストランへ急ごう。


以下ナポリとポンペイへ続く、、