薄っぺらで小さな、ボロボロの本、
これが私の人生を決めました。
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子供の科学という雑誌の付録で、10種類のラジオの作り方が載っています。
小学生向けなので部品の形が絵で描いてあり、誰でもラジオを作れるようになっています。
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この本は、小学校の教室が5年から6年へ変わる時、
3月末、学校で先生の机の引っ越しを手伝った時にもらった物です。
引っ越しが終わった時、私は欲しそうな顔をしていたのでしょうか?
先生が 『 欲しい物があるならやるぞ 』 とおっしゃったのですが
そのときは、この本の事を知らなかったのでしょうか?
『 何もいりません 』 と答えました。
ところが、1週間ほどして、この本が気になり、先生にこの本を欲しい、と言ったら、
先生は 『 欲しいものがないか聞いたときにいらないと返事をしたからやらん 』 と言うのです。
このときに私がどんな顔をしたのか覚えていませんが、先生は
ほんの一瞬、間をおいて、すぐ 『 やろう 』 と言い直しました。
だから、よけい嬉しかったのでしょう。
その後、何回も何回も読み返し、ほとんど暗記してしまいました。
そして小学校、中学の頃の愛読書となりラジオも作りました。
中学と高校では
アマチュア無線
に没頭して居ました。
中学と高校で無線部の部長をし卒業てからも、電気ばかりいじっている人生を送ることになったわけです。