99年2月8日
観光1日目
上海から西へ100kmほどの古都『蘇州』と
水郷の村『周庄』へバスの旅です。

蘇州
上海の朝は霧から始まります。
上海は大きな川(揚子江)の河口にあります。
この付近一帯は川が運んできた砂で出来た平地です。
周囲はたくさんの川や湖が点在しています。これらから発生する水蒸気のために霧が多いのだそうです。

早めの朝食をとって、郊外への旅に出ます。

蘇州は上海から西へ100kmほどでしょうか?
高速道路は霧のため通行止め。
畑の中の田舎道を時速60〜80kmですっ飛ばして行きます。

延々と続く平野には山は全く見あたりません。
車も少なくじゃんじゃん飛ばします。

道路沿いにも川や湖があります。 橋のたもとには道路を横切ろうとする人達がタイミングを見計らっています。 交通信号はとても少なく車はびゅんびゅん飛ばしています。
道路端には様々な人達が居ます。
オートバイとリヤカーをつないだ三輪車がたくさん走っています。 これが結構速い。 おそらく坂がないのでギア比をあげて速度が出るようになっているんだと思います。

蘇州市に到着
街は平野の真ん中にある周囲5kmほどのこぢんまりとした街です。
街の中心部は再開発されていますが、それ以外のほとんどの場所は古びた感じです。

街の周囲は堀(運河)で囲まれており、東洋のベニスと言われていますが、なんとなくごみごみした感じです。 イタリアのベニスとは雰囲気が全く違います。
ベネチア(ベニス)は海の中にある街ですから海が中心で、なんとなく雄大な雰囲気がありますがここは平野の中です。 やはり土地がメインで、堀をいくつも作ったと言う感じです。 砂埃のせいか街全体が何となく汚い感じがします。 なぜだろう?ベースの違いだけなんだろうか?

建物の向こうに
虎丘の頂上に立つ斜塔が見えてきました。

ここで現地ガイドの方さんと合流、道路事情により1時間半遅れの到着でした。

虎丘
街の北の端に小さな丘があります。 この丘は虎の形をしているそうでその形から『虎丘』と呼ばれています。
途中にある石などの説明を聞きながら丘を登って行きます。

丘の頂上には傾いた塔があります。 お寺もあったそうですが焼けてしまったとか。

丘の頂上に池があり、池の壁にいくつかの字が書いてあります。
これらの字は有名な人達の字だそうです。

丘の上にはきれいな水があります。
登ってくる途中に井戸がありました。 昔は下から汲み上げていたらしい。 あるひお寺の坊さんが井戸を掘り当てたそうです。

寒山寺
街の西に寒山寺と言うお寺があります。
山があるわけではなく平地(街の中)にあります。

寺の中には字が書かれた石碑が収集展示してあります。
このお寺の住職は字が上手で、訪れた人に字を書いてくれるのだそうです。
しかし、昨年から体調を崩してしまい書いて貰えなくなっているそうです。
様々な鐘でも有名だそうで、
有料で鐘を突かせてくれます。
 
寺の周囲には焼き芋の屋台があります。
これがとても甘くてほかほかなんです。
値段は2元(=30円弱)です。
拙政園
町のほぼど真ん中にある昔のお金持ちの屋敷(庭園)へ行きました。

池とあずまやがあります。

池の水はほとんど動かないらしい。

駐車場へ戻ると飾った乗用車が来ています。 結婚した新郎新婦が記念撮影に来ているそうです。
駐車場の前には川(運河?)があります。

周庄

平らな田舎道を周庄へと向かいます。
途中にはいくつもの運河?があります。
水郷と言う雰囲気です。

あぜ道を行く
結婚式の行列

周庄到着

村の中は
 『天秤棒で荷物を担いでいる人』
 『リヤカー』
 『自転車』
 『オートバイ』
などが行き交います。

道路から下の運河をみるとこんな感じ。

道路をそれて運河沿いに歩いて行きます。

運河沿いにある大金持ちの館の内部です。

貧しい農村の大金持ちは、欧州の荘園などとは異なり丘の上に棲む事は出来ません。
丘が無いからです。
こういう家の娘は家の一番奥で箱入り娘として育てられたそうです。
街の中を『ダダダッ』と威勢良く走る変わった乗り物です。

エンジンがむき出しで耕耘機の様に見えますが、トラックと言う位置づけでしょうね。
これ、結構速いんですよ。時速40〜50kほど出る様です。
これをみていて感じるのは、車ってこれで良いんだ。と言う事です。 日本ではカッコを気にします。 でも要するに走ればいい。 安全であればいい。 それだけなんじゃないか。と言う気になります。

私は乗りませんでしたが、30分ほどで20元の船です。
日本では、遊覧船、と言ったところでしょうか?
この2艘の船に乗っているメンバーが私たちのグループです

船を見下ろしていた目を左に向けると村のメインストリートです。

中央前方に見える中型のバスが我々の乗ってきたバスです。
閑散とした水郷の村『周庄』で今日の観光はおしまいです。


ボロを集めている人が居ます。 イスや扇風機の壊れた物など、全くのガラクタを買い集めているのです。
こんな物が売れるのでしょうか?

周囲には資源らしい物が見あたらないので、こんなガラクタでも資源として何かに使われるんでしょうねぇ。

使い捨てが当たり前の日本では考えられない状況です。
我々も、もう少し物を大切にしないといけないのかもしれません。

村の出口におみやげ物の店があります。

売っている物は淡水真珠で出来たネックレス、真珠で作った化粧品、他に掛け軸などです。
店の売り子のお姉さんはとてもウブです。 『商売がうまいね』と声を掛けると、とても恥ずかしそうにしています。
『はにかむ』と言う言葉は、日本では死語になってしまった様な気がします。
中国の農村にはまだ『はにかむ』と言う態度がみられます。

上海へ戻る
長いバスの旅、夕方、上海へ向けて走るバスの中ではつい居眠りも出ます。 いくつもある湖の畔には高級別荘やゴルフ場が点在しています。 しかし、バブルがはじけて多くの不動産物件が売れないでいるらしい。

上海で一番にぎやかな通り『准海路』でバスを降りて地下鉄に乗りました。

料金は2元均一、現在18kmですが順次延長するそうです。

今夜のメニューは『点心』(お菓子)です。
マントウ(まんじゅう)などで夕飯となります。

例によって食事が終わりそうな所を見計らって物を売りに来ます。

このお兄さんが手にしているのはスカーフとテーブルクロスです。 最初は1枚2000円ですが最後には500円まで下がります。

観光地で売られている1枚100円の物は本物のシルクではないらしい。 ここでは本物を売っている?高い頃に買った人には『平等』などと良いながらサービスしています。 この辺りは真面目で好感が持てます。 しかし、商売はうまい。 相当なれていますねぇ。

朝7時半から夜9時半まで、長〜ぃ1日もようやく終わりとなりましたぁ。
疲れたぁ。
3日目へ続く