寺子屋
勉強室
メモリの価格
1998年12月27日 作成
2000年02月05日 更新

注) このページに記載されている内容は、非常に古い内容、になっています。 (2018年4月17日)


半導体メモリは 16M で 800円なのに、パソコンのメモリって 16M が 5000円もするのはなぜ?
注) 1999年には 64Mが 900円に下落しました。

半導体メモリの単位はビットです。 でもパソコンのメモリはバイト(=8ビット)単位です。 だからパソコンのメモリボードは同じ 16メガでも 16メガの半導体メモリを 8〜9個使うのでパソコンのメモリーボードは、半導体メモリの10倍程度の価格になります。
右にパソコンのメモリボードを示します。 黒い1センチほどの四角い物がICです。 これを8個並べてパソコンのボードにします。
te-mem.gif
パソコンのメモリには単体のメモリが8個か9個載っている。

パソコンのメモリには8ビットとパリティを付けて9ビットにしたもの、の2種類あります。
パリティは8ビットのデータが正しいかどうかを検査するためにつけた
検査用のビットです。データではありません。

昔のメモリは信頼性が低く、時々データが化けてしまうので常に検査が必要でした。 しかし最近はメモリやFD、HDの信頼性が向上してデータの化けが減っています。 新しいパソコンはパリティを省略して ほかの方法でデータが化けた事を検出する方法に変わってきています。

補足

1998年3月現在 秋葉原の路上販売で32メガのSIMMが5000円まで下がっていました。 3年前は4万円ほどしていました。 どえらい下落です。 2メガはたったの200円に下落していました。

メモリは2年で1/4に下がると言われています。 今後どうなるかは分かりませんが、過去20年ほど、このペースが変わりません。 この価格低下の法則を ムーアの法則 と言います。

メモリの種類

パソコンのメモリにはSIMMと、DIMMの2種類あります。 新しい機種はDIMMになりました。
古い機種に使ってきたSIMMは別名72ピンタイプとも呼ばれます。
(DIMMは140本ほどだったかな?)

それぞれにパリティ有りと、パリティ無しがありますのでご注意ください。
速度による区分もあります。
66MHz、100MHzなどです。 100MHzはPC100と呼ばれる事もあります。
さらにさらに、CL(カス レイテンシ)と言う規格があります。

これらの結果 『 64メガバイト、PC100対応でCL=2 』 のようになります。
なお、DIMにはSDRAM (シンクロナスDRAM) が搭載されています。

容量: Windows95 Windows98 ではトータル容量、64メガバイト以上が望ましい。
グラフィックを使う場合は96メガバイト以上あると気持ちよく使えます。
速度: パソコン本体の バスの速度 に合わせます。
CPUの速度ではありません。 間違えやすいのでご注意ください。
バスの速度より速いメモリであれば使えます。
古いパソコンは66MHz、新しいパソコンは100MHzが多くなりました。
CL: 速度に影響を与える数値です。一番速いものはCL=2です。
バス速度が同じでも、CL=3はCL=2より30%遅くなります。
CL=2は値段も高く、CL=3はやや安くなります。
CL値はパソコンの動作速度が変わるだけで、どれでも利用できます。

技術メモ
SDRAMは従来のEDO (ハイパーページ) より高速な書き込みと読み出しが出来るメモリです。 シンクロナスDRAMと呼ばれるように、全ての動作がシステムクロックに同期(シンクロ)します。

従来のメモリはアドレスを入力すると、一意的にそのアドレスにアクセスされますが、 SDRAMは各種のモードで制御します。 それぞれのモードはコマンドで切り替えます。 データをクロック毎に連続して書き込み/読み出しするバーストモードがあります。 バーストモードではアドレスが自動的にインクリメントされます。 これによりデータの書き込み/読み出しの開始位置のみを指定するだけで済みますので、 高速でデータの書き込み/読み出しが可能となりました。

パワーダウン (セルフリフレッシュ) などの便利な機能があります。 従来のメモリは放置するとデータが消えてしまうので、常時リフレッシュと言う動作が必要でした。 SDRAMは電源さえ供給していればメモリ自身が内部でクロックを発生して記憶を保持する機能 があります。

またプリチャージ(動作変更準備)と呼ばれる特殊なモードがあり、 異なる動作へ移る際は、あらかじめプリチャージを実行して、 メモリをアイドルモードにしてから目的の動作へ移る必要があります。

電源投入時にCL値などを外部からコマンド操作して設定します。 パソコンに使うメモリボードには、メモリICの特性が記憶されており、 パソコンに差し込んだだけで起動時にこれらの情報をパソコンに取り込みます。 つまり、自動的に認識されるようになっています。


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