
インバータは入力と出力が逆相(180度位相)となります。
さらに位相を180度ずらす圧電型の素子をつけることで合計360度位相となります。
この状態でインバータのゲインが1を越えると発振が始まります。
水晶の代わりに安価なセラミック振動子を用いても同じです。
ただし、これらの振動子は機械的な振動なので、電源を投入した際、徐々に振幅が増加して行きます。
発振が安定するまでに1秒程度の時間がかかる場合があります。
振動周期が機械的な寸法で決まるために極めて高い精度で発振させる事が可能です。
クオーツと呼ばれる時計は、全てこの水晶振動子を用いた発振回路が使われています。
発振精度は通常10のマイナス5乗程度、つまり誤差は 0.001%程度になります。
周波数は Cin と Cout で若干の調整をする事ができます。
CinとCoutは振動子の周波数によって最適な値があります。この定数は水晶振動子のメーカーから指定されます。値を大きくしてゆくと負荷が大きくなって発振しづらくなりますし、小さくすると安定性が犠牲となります。