電気 工作 |
電子オルゴール |
2011年06月29日 作成 2012年06月01日 更新 |

- 電子オルゴール
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20年以上前、SEIKOの目覚まし時計にNHKラジオが朝5時、
放送を始める時の音楽で目を覚ます事が出来る目覚まし時計が発売されました。
この音楽が好きで、自分でもこのオルゴールを作ろうと思いました。
部下が毎週1回、グループ全員を集めて勉強会を開いてくれました。
2〜3ヶ月ほどやってくれました。
しかし、DSP (デジタル・シグナル・プロセッサー) に難しい数式を入れて
計算し、波形を作り出すのですが、難しい。
理屈はわかるのですが、具体的にやってみようとすると、サッパリわかりません。
半年ほど思案していましたが、難しすぎる。
時間が掛かりそうなので、あきらめましたが、今思えば会社でこんなことをしていた。
昔は良い時代、でした。
2年前、定年になり、やたら時間が出来ました。
そこで 有り余る時間 を使ってオルゴールを作り始めました。
1年掛かってようやく音が出るようになりました。
まだノイズが入ったり、楽譜の打ち込みに時間が掛かる、など改良すべき点はありますが、
どんな音でも良いので、音が出ると嬉しい。
下のような音です。
これを聞いた知り合いは、意外にいい音がするね、とほめてくれました。
プロが作ったというオルゴールの音。
ひどく音痴だと思いませんか?
これほどひどいものを公式に提供するなんて、信じられません。
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- 和音の数
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コンピュータの処理速度が早いと、たくさんの音を計算できます。
検索してみると最高12和音の物が紹介されています。
私が作ったオルゴールは8和音まで計算出来ます。
和音が重なる部分は、初めの音から打ち切ります。
高音は問題ありませんが、低音は長時間響くので、音が途切れます。
音が重ならないよう、楽譜を工夫する必要があります。
- 仕組み (ELMさんの仕組み を参照しました)
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WaveTable方式と言って音の波形をROMに保存します。
音の波形はアタック部とサステイン部に分けて処理します。
アタック部は本物のオルゴールの音を録音したもの。
サステイン部はサイン波です。
サステインはサイン波を時間とともに減衰処理して作り出します。
オルゴールらしい音はアタック部だけで決まります。
- 雑音
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音の高さは読みだす速さで変えますが、サイン波の周期とずれ (まるめ誤差) が生じます。
このずれはデジタル雑音となります。
スピーカーで聞くと自然なフィルタ効果で感じにくいのですが、イヤホンで聞くとノイズが気になります。
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