NHKの番組
 
世界
わが心の旅
(公開版)
2000年1月工事開始
 BSで毎週土曜日の夜やっている『世界わが心の旅』、このテーマ曲が流れ出すと何か熱いものがこみ上げてきます。著名な人が、それぞれの思いを胸に世界各地を訪れます。ほとんどは彼らの若い頃の思い出ですが、中には宮崎駿のように普段夢に描いていることをやるためだったりします。思い出をたどる旅としては歌手、漫画家の『ちばてつや』が小さい頃、中国で命を助けてくれた恩人を探しに行く旅など、実に様々な旅を紹介してくれます。タイトルが『心の旅』と言うだけあって人々の心に訴えるものが多いですね。

ちばてつや(2000年1月15日放送)
 彼は6才の頃、中国から引き揚げてくる際、中国人に助けられたそうです。その恩人を捜しに56年ぶりに中国への旅に出ることにしたそうです。TVの力は凄いですね。中国の新聞、テレビなどが協力してくれてついに恩人を捜し出すことが出来た。しかし、その人は既に3年前に死んでおり、恩人の子供達4人にあうことが出来た、その模様を番組にしています。

 はじめは似たような人が名乗り出ることもあったが、最終的に本当の恩人を捜し当てることが出来て、思いがけない事実をしることが出来た。恩人は日本人との接触があったばかりに文化大革命で糾弾され、60kgもの板を首につけられて一生残るほどの傷を首につけることとなった。その恩人の長女が3才になったときのお祝いにと渡した毛布を、いまでも家族が大切に保管していた。

 ちばてつやが最後に言った言葉は『自分は何故中国にいたのか?

 日本人は中国でさんざん悪いことをしていた。その日本人を、本当の意味で助けてくれた中国の友達、その人が、日本人を助けたために大変ひどい目に遭っていた。そう言うことを知らずに54年間生きてきた自分、いったいあの戦争はなんだったんだろう?と。

 あと、3年早く探し当てることが出来ていたら、本人にお礼を言うことが出来たのに、恩人は既にこの世にいない。恩人のお墓でただただ涙を流す自分と、恩人の子供達、

 とても感動する内容でした。

鬼塚勝也(再放送)
 プロボクシング・チャンピオンだったが若くして引退。理由は目指していたチャンプになったとき、自分の目標がなんなのか分からなくなった。自分を捜す旅に出た。ふらっと出かけ気が付いたらメキシコにいた。言葉も分からない異国の地で仕事を探そうとしたがどこでも雇ってくれない。日本人向けの幼稚園でようやく短い間の仕事を貰って半年ほど生活をしていた。

 自分と戦った相手との再開、相手は純粋にビジネスとしてボクシングをやっている。だから無理はしない。自分は感情のままに打っていた。彼らは家族もいる、安全に勝つ方法を採っている。タイトル戦を戦った相手はタクシー運転手をしながら、今でも金のためなら試合に臨めるよう練習を続けていた。

 チャンピオンに誰もが聞く言葉『第二の人生はどうするのですか?』。しかし鬼塚は言う『自分の人生はただ1回、第二の人生なんてものはない』自分の人生はず〜っと続いているのだ。

 彼が最後に訪れたのは、とある施設。親の居ない子供達が暮らす施設。教会の牧師が、寄付だけで運営している施設。その施設には、子供達に何か目標を、と作られたリングがあった。そこで無邪気な子供達とじゃれ合っている。子供達から『いま何しているんですか?』と言われ、大人だけでなく子供にまで同じことを聞かれて困った。ただ何もせずボ〜ッとしている自分。

 教会へ立ち寄り、キリストを拝むメキシコの人たちをみながら、自分を見つめ直すチャンピオン。人間はなんのために生きているんだろう?と。

 私はこの番組を見ていて一つのことを感じました。格闘技で世界チャンピオンとなるような人は我々とは違う強い意志の持ち主だと思っていました。しかし、まったく普通の考え方をしているんだ、と言うことです。人生に悩んで、自分探しの放浪の旅に出る、どこにでも居そうな普通の青年なんですね。

宮崎駿
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宮崎駿と言う人をご存じですか?上のおじさんがそうです。 そして右側のお兄さんをご存じでしょうか? カウンターテナー(歌手)の米良さんです。 画面に出ている歌詞をご存じですか?『もののけ姫』(アニメ)の主題歌ですね。

彼はこの番組では、実際に赤い飛行機で地中海を飛んでいるわけです。 漫画『紅の豚』でそれを表現しているんですね。 実際は漫画が先で飛行機に乗って地中海からアフリカまで旅をしたのは後のようですが。
なぜこのような旅をしたのか。 それは彼が昔読んだ本『星の王子様』に描いてあったルートを 本の通りに飛んでみたいからなのだそうです。
人間は、好きなこと、やってみたいと思っていることをとことんやって行く、 それがいいのではないか、と思います。 私も18年ほど前に、ちょっとしたことから行けなくなっていた ナイアガラ を見て来ました。また、時々は シリコンバレー の空気を吸ってきたい、とも思います。


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