この本はイギリスで出版され、ヨーロッパを中心に50万部を売るベストセラーとなった。著者はイギリスに40年住む日本人 この本に書かれた一人の日本人の生き様が、イギリスをはじめヨーロッパの人たちに素顔の日本人のこころを伝えることができたのではないか、と言う番組でした。最近日本語でも出版されたそうです。
この本の主人公は著者の母である。明治時代、中国地方に生まれ、満州事変の頃には中国で暮らし、太平洋戦争を生きてきた母の姿を書いた本。主人公は晩年イギリスに住む子供の一家、すなわちイギリス人の家族に引き取られて5人の家族と共に暮らし、91歳で静かに息を引き取るまでの伝記である。
著者は子供達に『おばあちゃんってどんな人?』と言われて自分の母の事を書き始めたと語っている。書いているうちに、中国で日本が負けて、ソ連軍が進駐してくるまでの3日間、食べるものが無かったはずなのにどうやって生きていたのか、など生きていれば聞いてみたい事がたくさん出てきたと語っている。
死んでから自分の母の一生を書き始めて、改めて母の生き方と言う物をかみしめている、との事である。